体内に脂肪がたまる仕組み
■体内に脂肪がたまる仕組み
共役リノール酸(CLA)が、脂肪を燃焼させる効果があるかどうか検証するためにも、まずは脂肪がたまるその仕組みを知っておかなくてはいけません。
ここでは、体に脂肪がたまる仕組みを調べてみることにします。
□摂取エネルギー›消費エネルギー=脂肪がたまる
食品から摂取された脂質、糖質、タンパク質は、すぐにエネルギー源として消費されていきます。
ところが、食事を必要以上に取りすぎたり、運動不足などでエネルギーの消費量が少なくなると、消費しきれなかったエネルギーは、血液によって脂肪細胞や肝臓に運ばれ、中性脂肪に変換されて蓄積されていきます。
これが、脂肪が内臓の周囲や皮下の脂肪細胞に蓄えられるしくみ、体脂肪の増加のしくみです。
つまり、「摂取エネルギー」が「消費エネルギー」より多くなると、体に脂肪がたまるというわけです。
□脂肪細胞に脂肪がたまる、2つの原因とは?
体脂肪のつき方には、2タイプあるようです。
*脂肪細胞の数は多くないのに、個々が大きくふくらんでいるタイプ
まず1つは、脂肪細胞の数は多くないのに、個々の脂肪細胞に脂肪がたくさん蓄積して、大きくふくらんでいるタイプです。
体脂肪はたくさんの脂肪細胞で構成されています。
この脂肪細胞には、摂取したエネルギーのうち、余分なものを中性脂肪として蓄積する働きがあります。
脂肪細胞に脂肪の量がどんどん増えてしまうと、一つひとつの細胞が大きく肥大化していくのだそうです。
サイズが大きくなるということです。
そうなると、脂肪細胞の中に蓄積される脂肪の量が、ふつうよりもさらに増えるということになります。
中年以降に太り始めた人の大部分は、このタイプだといわれています。
このタイプは、生活習慣を改め、食事面でエネルギーの摂取を制限したり、運動したりすれば、細胞の大きさは元にもどりやすく、痩せやすいと言われています。
しかしさらに、この脂肪細胞がどんどん大きくなり、ある限界を超えると、どうなるでしょう?
なんと、脂肪細胞が増加し始めるというのです。
脂肪がたまる原因として、こうした脂肪細胞の増加もあるようです。それが、次に紹介するタイプです。
*脂肪細胞の数が多く、脂肪がたまっているタイプ
なかなかダイエットが大変になるのは、脂肪細胞の数が多く、そこに脂肪がたくさん蓄積しているタイプの人です。
脂肪細胞は、成長するにつれて増えていきます。
それは特に、胎児期、乳児期、思春期に増えやすく、この時期に高カロリーの食事を摂りすぎると、脂肪細胞は大きさの限界を超えて、大きく増殖してしまうのだそうです。
そして、一度増えてしまった脂肪細胞は、減ることがありません。
増えた脂肪細胞に、さらなる脂肪が蓄えられていくことになります。
つまり、未成年の時に太っていた人は、太りやすい体質になりやすく、なかなか体脂肪を減らすのが難しくなるということです。
このような個人差は、主に未成年時の食生活にあると考えられています。








